コンクリート構造物の品質を確保するためには、現場打ちや工場製作を問わず配合や打設、養生などの各段階における管理が重要であり、そこには多くの時間と手間が必要となります。
特に施工現場では、昨今の職人不足や著しい高齢化に伴いそれらの管理も大きな負担となっていますが、プレキャスト製品であれば、日々の品質管理が徹底された環境下で安定的に効率よく高品質な製品を製造することが可能であることから、プレキャスト化を実現することで施工現場における負担を大幅に軽減すると同時に生産性の向上にもつなげることができます。
また、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルの方針が打ち出されているほか、建設業においては2025年までに生産性を2割向上する方針も打ち出されており、近年の建設現場に求められている課題が多くなっています。
そんな建設現場に対し、私たち九コンはプレキャスト化を通じて様々な問題解決・軽減を実現いたします。
水門堰柱を補強するための工事で、河川側に足場を設置できないことから、外部足場を設けることなく安全性を考慮しプレキャスト化をご採用いただく。
トンネルから出る湧水を農業用水として使用するための施設、設置するスペースが狭小地で現場打ち作業が困難なことから、施工性および安全性を考慮しプレキャスト化をご採用いただく。
施設老朽化に伴う既存導水路の減圧および流速調整区間の改修工事、狭小地で現場打ち作業が困難なことからプレキャスト化をご採用いただく。 施工場所は高所にあり楊重設備に制限があったことから製品１ブロック当りの重量制限も設けられる。
